はじめて台湾に行く30代男性におすすめの観光ルートを考えてみた

初めて台湾に行く30代の男性が楽しめるための観光ルートを考えてみたので紹介します。タイムスケジュールも考えましたので参考になれば幸いです。
目次
初めて台湾行く友人のために考えました
筆者の友人から初めて台湾に行くと言われてまして、しかも初海外旅行らしく、これはもう手助けせねば、ということになり観光ルートを考えてみました。
今回の旅行は2泊3日なのであまり時間は取れません。そして友人は30代男性なので“買い物”よりも“体験”が楽しめる場所をセレクトしてみました。
なお、羽田から桃園空港までの注意事項は前の記事にまとめましたので興味があればそちらもどうぞ。
初日:朝着〜龍山寺〜淡水〜饒河街夜市
タイムスケジュール
友人たち(総勢8名の大所帯)は羽田からピーチで行くので、それを前提としたスケジュールになってます(ピーチは早朝6時に羽田を発つ)。
08:50〜09:30 桃園空港
10:30〜11:00 MRT台北駅
11:20〜13:00 龍山寺
12:30〜16:30 淡水
18:00〜18:30 ホテルチェックイン
19:00〜21:00 饒河街夜市
21:30〜22:00 サウナ
台北駅で荷物を預ける
旅行カバンを持ったまま移動はしたくないですが、さりとてホテルに寄る時間も惜しい。ついでに言うと「チェックイン前に荷物だけ預ける」というやりとりが初心者にできるか怪しいw という諸々を考慮してスーツケースは台北駅の荷物預け所に預けることをおすすめします。
荷物預け所は“荷物を預ける”しかしないので、中国語がわからなくてもたいして問題ありません。聞かれるのは「戻ってくる時間」くらいです。
龍山寺で旅の安全祈願と食事

さっそく観光をしたいとこですが、深夜に羽田空港に着いてから強行軍で来ているのでまだ何も食べていません。ここはひとつ台湾の一般的な料理を食べて貰いましょう。
龍山寺から徒歩1分にある「兩喜號魷魚羹」はイカのとろみスープと、日本人にも馴染みやすい味のビーフンがおすすめです。

お寺は左足から入る
龍山寺では旅の安全を祈ります。中に入る時は左足から入ります。日本の寺社もそうですが敷居を踏まないように注意してください。
日本語が話せるボランティアのガイドさんがいて、お参りの仕方を詳しく教えてくれます。線香だけなら無料ですが、ロウソクは有料のようです。大まかな流れはこんな感じです。
入り口で線香を3本もらう(無料)>本堂正面で火をつける>3つある香炉に線香を1本ずつ立てる>右側の廟から反時計回りにお参り

▲大きな香炉が3つあるので線香を1本ずつ立てる。

▲線香を香炉に立て終わったら本堂でお参り。さらに右側から反時計回りに様々な神様にお参りしよう。
願い事の前に自分の情報を神様に伝える

▲龍山寺の外周は様々な神様が奉られている。
日本の神社と違うのは願い事の前に「住所・氏名、年齢」を(脳内で)言うことです。ちょっと面接ぽいですねw
健康、学業、商売、恋愛などなど様々な神様がいらっしゃいますのでしっかりお参りしましょう。
淡水老街で食べ歩きと古い建物を観る

▲淡水のフェリーは悠遊卡で乗れる。
淡水というと夕焼けの美しい川、紅毛城、淡水老街などがあります。
のんびりしたければ川を眺めたり、フェリーに乗って漁人碼頭情人橋(恋人の橋)で夕焼けをみたりするのがおすすめです(今回のタイムスケジュールでは夕焼けは難しいですけど)。

▲最近改装工事が終わった「領事館」。以前は無料でしたが今年の夏から有料になりました。
歩くのがOKで古い建物が好きなら駅から徒歩20分の紅毛城に行き、真理大学敷地内にある理學堂大書院なんてのもいいと思います。駅前でUbikeをレンタルするのもいいですね。
老街にはたくさんのB級グルメが溢れているので食べ歩きも楽しいです。
饒河街夜市

写真:台北松山空港
観光客向けの夜市というと士林夜市が有名ですが、あっちは人が多すぎて筆者的には「行きたくない夜市」だったりします。士林はショッピングのほうが比重高いので30代男性にはそれほど刺さらないというのも大きな理由です。
饒河街夜市のほうはB級グルメがメインという感じです。台湾のカオスな感じが楽しめるのも饒河街夜市の魅力です。実際に観光した別の友人もおすすめしていたのでコースに入れました。
サウナで1日の疲れを癒す
強行軍で動いたあとは大きなお風呂でゆっくりしたいですよね(個人の感想です)。台湾のサウナは男性限定だけど今回は男だらけのツアーなので躊躇なく紹介できますw 仮眠設備もあるから「もうホテル戻るのもめんどくせぇー」ってなっても大丈夫です。
2日目:十分〜九份〜寧夏夜市
タイムスケジュール
全日使える2日目は本命の九份・十分です! いや、初日も朝から動いてましたけど、2日目のほうがしっかり休んだあとだから激混みスポットも平気だろうというw
09:54〜10:47 台北から瑞芳に移動
11:00〜12:00 瑞芳で食事
12:30〜15:30 十分
16:30〜20:00 九份
22:00〜24:00 寧夏夜市(体力に余裕があれば)
各駅停車の「區間車」で瑞芳へ

▲在来線乗り場は台北駅の地下にある。
九份、十分に行くには電車、バス、タクシーとありますが、個人的には電車をおすすめします。バスもいいのですが混雑すると乗り切れない可能性があります。特に今回は大所帯で動くので「全員乗り切れなかった!」は絶対に避けなければいけませんw
台北の在来線には自強號(急行)、莒光號(準急)、區間車(各駅)と三種類あります。自強、莒光はチケットを別途用意する必要がありますが、區間車は悠遊卡でそのまま乗れます。
一番早いのが急行に該当する「自強號」。目的地の瑞芳を通り過ぎて花蓮に行ってしまう列車もあるので注意です。
しかし各駅の「區間車」でも15分程度しか変わらないので、個人的には予約の必要のない「區間車」をおすすめします。
時刻表は公式サイトから検索できます。
参考:臺灣鐵路管理局
瑞芳の屋台で食事
瑞芳駅を降りて真っ直ぐ歩くと美食街がありますが、その手前の十字路にある「福哥牛肉麺」と、向かい側にある屋台がおすすめです。

▲瑞芳駅の近くにある牛肉麺が美味い!

▲練り物を油で揚げたもの。めっちゃ美味い!
十分のランタン上げは絶対おすすめ

十分へ行くには瑞芳駅から平溪線に乗ります。
台湾の人気観光スポットというと九份が有名ですが、個人的には十分のほうがおすすめです。願い事を書いたランタンを空に上げるのは大人でも楽しめるし、子供がいたら喜ばれること間違いなしです。線路の上を歩いたりすると思わず童心に帰っちゃいますw 九份から比較的近い場所にあるのでセットで行くと良いですよ。
十分までくる日本人観光客は意外と少なくて、ランタンに書かれた文字はほとんどが中国語か韓国語です。

▲さっきまでランタン飛ばしていた場所を列車が走り抜ける。
九份は19時過ぎが本番

▲例の提灯通りは超激混みスポット。
九份へは瑞芳駅からタクシーで行きます。バスはすごい揺れるのでめっちゃ疲れます!
九份といったら薄闇にぼんやりと輝く提灯ですよね。映画「千と千尋の神隠し」を彷彿とさせる幻想的な風景……とはいかず、実際にはものすごい数の観光客がいて、立ち止まって写真を撮るのも難しいくらいです。ほとんどの人は19時には引き上げていきますので、ゆっくり写真を撮りたいなら20時頃がおすすめ!

▲20時過ぎると人はかなり減る。
しかし20時頃になるとバスの本数は減り、帰りのバス停には長蛇の列ができます。この記事のターゲットは30代男性なので普通に稼ぎはあるはずです。帰りはタクシーを使っちゃいましょう! 台北市内ならどこでも定額1,000元(だいたい3,300円)。3〜4人で乗ればたいした負担じゃないですよね?

▲遅い時間になるにつれてバスの本数が減るので長蛇の列になる。人数が多ければタクシーを利用するのも手。
体力あるなら寧夏夜市にも

▲台湾の夜といったら夜市!! B級グルメを堪能しよう。
タクシーで直接ホテルまで行くのもありですが、2泊3日しかないなら少しの時間でも楽しみたいものです。せっかくだからさらに寧夏夜市まで行っちゃいましょう! グルメ夜市と言われるだけあって美味しい店が多く、筆者も一番利用している夜市です。タクシーの運転手には「寧夏夜市(民生西路)」と書いた紙を渡せばOK。

▲寧夏夜市は特に美味い屋台が並んでいる。
寧夏夜市は南北に延びてて、全部歩いても15分もかかりません。北側(民生西路)から降りて南下し、再び北上すると屋台ルートとお店ルートの両方が楽しめます。
そしてシメは「古早味豆花店」で豆花です!!!

▲ドラマ「孤独のグルメ」にも登場した豆花店。

▲筆者お気に入りの「仙草+タピオカ+インゲン+芋団子」
最終日:光華商場~アニメイト〜迪化街
タイムスケジュール
夕方には空港に向かう必要があるので台北駅から比較的近くで、疲れない場所をチョイスしました。実はこの友人たちは漫画やゲームが好きなメンツなので(もちろん筆者も)、趣味が色濃く反映されていますw
9:30 台北駅で荷物を預ける
10:00〜11:30 光華商場
12:00〜14:30 西門とアニメイト
15:00〜16:30 迪化街
17:00〜18:00 台北駅から桃園空港までバス移動
18:30〜19:00 搭乗手続き
20:45 ピーチ東京行きで出発
台北駅で荷物を預ける
帰りは台北駅からバスで桃園空港に向かうので、邪魔な荷物は行きと同じように預けてしまいましょう。
光華商場で台湾の面白ガジェットをチェック

台北の秋葉原なんてよく言われますが、個人的には「似たような店ばかりで欲しいものは全然買えない」という印象が強いです(時々日本では見かけない面白ガジェットもあります)。
さらに台湾では商品によって(特にスマホ)値段が明示されていないことが普通で、店員さんに聞かないと教えてくれません。つまり交渉次第なのです。この辺の面倒くささから、筆者は台湾でガジェットを買うことはあまりありません。ぶっちゃけ日本のほうが安いですw
とはいえオタクたるもの海外の電気街はチェックしたいもの。あとこの近所にはエロい海賊版の店もあるので海外視察には必要ですよね?
アニメイトで翻訳版コミックをお土産にいかが?

オタクたるもの海外のアニメショップも見ておかなくてはいけません。グッズ、CDは日本版をそのまま売ってるのが多いですが、漫画はほぼ翻訳版です。タイトル見てるだけでも結構面白いですよ。
アニメイトには中古同人誌の「らしんばん」も店内にあるので中古同人誌のチェックもできます。

▲らしんばんには日本の中古同人誌も売っている。
西門自体はショッピングエリアなので女性に人気ですが男性的には興味の薄い場所です。有名な麺線と滷味を食べたら迪化街に移動しましょう。

▲西門町の啊宗麺線はいつも人が多い人気店。

▲西門前の有名滷味店「老天禄滷味」。
コスプレイヤーなら迪化街は絶対チェック

迪化街は乾物やお茶のお店が多く並ぶ場所で、ここでお土産を買う人が多いです。筆者もこのへんでドライしめじ(めっちゃ美味い!)とかドライチーズを買ったりしています。お酒好きならカラスミもいいですね。カラスミは割と「値段=味」なのでケチらないほうがいいです。

▲フロア全体が布売り場ですさまじい種類の布が売っている。
飲食店が並ぶ広場には大きなビルがあり、そこはビル全体が服飾の店になっています。綺麗な布から「これいつ使うの?」といった奇抜な布まで取りそろえていて、カオス度の増した「ユザワヤ」みたいな感じですw 知り合いのコスプレイヤーはここで布をよくチェックしています。

▲上の階では実際に服や小物などを作ってくれる。
上の階では布を持ち込んで縫製をやってくれます。服飾系で作りたいものがあったら利用してみるといいでしょう。
やっぱり台北は2泊3日程度じゃ回れない
今回のルートに入れませんでしたが台北だけでも「故宮博物院」「忠烈祠」「中正紀念堂」「総統府」「行天宮」「烏來」「北投」、etc etc……まだまだあります。あ、101は高いだけなので個人的にはどうでもいいです。
台湾は一度行けばハマる人は本当にハマるので、是非二度三度と行って欲しいものです。
他にも初台湾の人向けの記事をいろいろ書きましたのでそちらもどうぞ。
オタクなら台北地下街も要チェック(2016.10.30追記)
今回の記事には書きませんでしたが、台北駅の地下街もゲーム、漫画、フィギュアの店がたくさんありますので、そちらも要チェックです。

あとは台北駅前には同人誌ショップがありますよ。
今回の記事では龍山寺とアニメイトを別の日に行っていますが、距離的には近いので
台北駅〜台北地下街〜アニメイト〜龍山寺
という流れもおすすめです。朝早くから動くならこれの逆ルートですね(龍山寺は朝早くからお参りできる)。
ダダとシャオイン
友達に「初めて台湾来る人を案内するならどこ?」って聞いたラ、九份、淡水、迪化街、饒河街夜市って言われたよ。
僕とだいたい似たチョイスだね。他には?
三峽、鶯歌も言われたヨ。
三峽はブログでも紹介したことあるね。
鶯歌は陶器の街だから女性受けは良さそうだけど、男性受けはいまいちかもね。陶器の体験教室くらいかなー。
ダダの友達は恋人いない人多いカラ、迪化街で月下老人をお参りすルといいと思うヨw
縁結びで有名な神様だねw おすすめしておくよ。
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