台北観光がもっと楽しくなるレンタサイクル Ubike(YouBike)の使い方
台北市内で頻繁に見かける黄色い自転車・Ubike(ユーバイク)をご存じでしょうか。悠遊卡で簡単に借ることができ、安さと機動性で台北市民の足として活用されています。台北観光に慣れたらレンタサイクル・Ubikeで行動範囲を広げてみませんか?
目次
貸出しステーション650箇所以上のレンタサイクル
Ubike(ユーバイク)は多くの台北市民や観光客が利用しているレンタル自転車サービスです。2009年に台北市からスタートしたこのサービスは今や新北市、桃園市、台中市、彰化縣と対応エリアを広げ、2016年3月現在のステーション数は650箇所以上。MRTの駅や主な公園付近では貸出しステーションを普通に見かけるようになりました。
それだけの数があるにも関わらず週末や休日になると中山など人気のエリアでは全車貸出し中になるほどの人気サービスです。
追記:2016.08.01
Ubike利用時のトラブルについて書きました。
観光名所は駅から離れていることが多い
台北市内は一方通行が多くタクシーを使うと意外と遠回りになったり、主要な観光スポットが駅から離れていたりと地味に不便だったりします。
しかし自転車ならちょっと離れていてもすぐに行けます。そしてタクシーやMRTでは気付くことの出来なかった台湾の街並みを感じることができます。
とても安価で借りるのも返すのも簡単!
借りるときは悠遊卡をタッチするだけ
使い方は簡単で、利用登録している悠遊卡(ヨゥヨゥカー)をカードリーダーにピッと当てるだけです。
日本だと横浜の「ベイバイク」、千代田区の「ちよくる」、仙台の「ダテバイク」などがありますよね。Ubikeはそれらに近い感じで、おサイフケータイの代わりに悠遊卡を使います。
悠遊卡については下記の記事を参考にしてください。
返却は貸出しステーションならどこでもOK
返却するのは貸出しステーションならどこでもOKです。例えば中山駅で借りて忠孝新生駅で返すこともできます。ただし注意しなければいけないのは、貸出しステーションが満車の場合は返却ができません。誰かが借りて場所が空くのを待つか、他のステーションに行く必要があります。
つまり夜遅くに返却しようとすると、中心部だと返せなくなったりします。
最初の30分は無料。それ以降は30分ごとに10元
ちょっと近くまで行きたいという時に嬉しいのが最初の30分は無料という点です。よくUbikeを使う友人は目的地に着いたら即座に返却し、次の移動時にまた借りるという方法をとっています。30分以上移動に費やすことはあまりないので、この方法ならほとんどお金がかかりません。
利用時間 | 金額 |
---|---|
最初の30分 | 無料 |
4時間以内 | 30分毎に10元 |
4~8時間 | 30分毎に20元 |
8時間以上 | 30分毎に40元 |
クレジットカードや一卡通でも利用可能
高雄で使われている交通系ICカード「一卡通」でも悠遊卡と同じように利用できます。
クレジットカードでも借りることが出来るのですが、貸出しステーションにある端末・KIOSKに番号を入れるのが面倒だったり、セキュリティ番号を入れる必要があったりします。クレジットカードでの利用は個人的にはお勧めしません。
登録するには悠遊卡と台湾の電話番号が必要
ではここから実際に使う方法を紹介していきます。
注意点として、登録時にSMS(ショートメッセージ)で確認番号が送られてくるので台湾の電話番号が必要になります。つまりSIMフリー携帯/スマートフォンが必要になります。現在台湾で売られているプリペイドSIMはどれも電話番号が付いてくるので、プリペイドSIMを使っている人なら何も問題ありません。
プリペイドSIMについては下記の記事を参考にしてください。
必要な物
悠遊卡
一卡通でも構いません。クレジットカードでも使えますがこの記事では触れません。
台湾の携帯電話番号
SMS(ショートメッセージ)認証なので台湾の電話番号が必要です。1つの電話番号で5枚まで登録できるので、誰かが代表して登録するのもありです。
貸出しステーションにある端末で利用登録
利用登録には貸出しステーションにある端末・KIOSKで行う方法と、インターネット上で行う方法があります。ここではKIOSKで行う方法を紹介します。

▲Ubike貸出しステーションにある端末・KIOSK
最初の画面で「加入成為會員」(会員登録)を選びます。
利用制限や料金の説明が表示されるので「確定」を選びます。
利用規約が表示されるので「同意」を選びます。
台湾の電話番号を入力をして「確定」を選びます。
SIMフリー携帯と、台湾のプリペイドSIMが無い場合はこれ以上進めません。
少し待つとSMS(ショートメッセージ)で暗証番号が届くので入力します。
自分のアカウントのログインパスワードを入力します。その下にも確認用に同じパスワードを入力します。SMSで送られてきた番号ではなく、自分で覚えやすいパスワードを入力してください。
借りる時、返す時の利用方法が表示されます。それぞれ「下一步(次へ)」で進みます。


悠遊卡をタッチして登録するか、番号を入力して登録するかを選びます。今回は悠遊卡が手元にある前提なので「靠卡感應(カードをタッチ)」を選びます。
悠遊卡を使うか、一卡通を使うか選びます。今回は悠遊卡で説明しているので「悠遊卡」を選びます。
端末のセンサーにカードをタッチさせて認識されます。制限時間は60秒なので、あらかじめカードを用意しておきましょう。


認識されたカード番号が表示されます。「完成」で次に進みます。
会員登録完了の画面が出たら登録完了です。
自転車が固定されている機械にカードをタッチして出庫
カードの登録ができたらさっそく自転車を借りてみましょう。
ほとんどの自転車はきちんと整備されていますが、たまにタイヤの空気が少ないものもあります。ブレーキもしっかり握れるかチェックしましょう。
借りたい自転車が決まったら、固定してある機械のセンサー部分に悠遊卡をタッチして、ピッと鳴ったらOKです。自転車を機械から引き抜くように後退させましょう。
返却は空いている固定台に押し込んでタッチ
返却する時はステーションの空いている台に自転車を固定させ、借りる時と同じようにカ—ドをタッチしてピッと鳴れば返却完了です。
台に固定する時は、台の穴と自転車の前輪部部にある出っ張りを合わせ、ぐっと力強く押し入れます。しっかり押し込まれていないと返却が出来ないので注意してください。
固定台が空いていない場合は他の人が借りに来るのを待つか、他のステーションに行くしかありません。


自転車を駐輪する時はカゴの中のワイヤーロックを使う
一時的に駐輪したい時はしっかり鍵をかけましょう。うっかり他の人に乗られると、その間の料金はどんどん加算されていってしまいます。
ワイヤーロックがカゴに固定されているので、それを伸ばして前輪に回り込ませ、右側の穴に差し入れます。
鍵は差し込み口の反対側(前輪の左側)にあります。鍵を左に回すと鍵が抜けます。
ロックを解除する時は鍵を挿して右に回してください。
その他注意事項
最寄りのステーションや、利用状況を調べるにはスマホアプリを使う
返却時にステーションが満車だった場合、次の人が借りに来るのを待つのも良いですが、他のステーションに移動したほうが早い場合もあります。そんな時はスマホアプリで近隣のステーションを探してみましょう。
公式アプリは地図上のピンの色で把握することが出来てとても便利です。
24時間以上は借りれない
24時間以上は借りることが出来ないので、必ず一度返却する必要があります。24時間以上経過すると電話連絡があるそうです。
返却後は15分間借りることができない
返却した後そのスタンドでは15分間借りることが出来ませんので、ずっと無料で乗り続けるということは出来ません。
サドルが後ろ向きに回されているのは故障車
Ubikeはまめに整備員が巡回して、異常のある自転車はサドルを逆に回して乗れないようにしています。

▲自転車はまめに整備されている
ダダとシャオイン
初めてUbike登録した時はやり方が全然わからなくて、通りがかりの女子校生たちが身振り手振りで教えてくれたなぁー。
それってナンパしたノ?
人聞きの悪いことを言うなw 途中から通りすがりのおじさんとかも混ざって教えてくれたんだよ。
無事登録できた後は皆が拍手してくれたよ
それは面白いネw
そういえばダダは日本から自転車持ってきたことあったよね。
そうそうBD-1をインチアップするために劍潭のギアステーションに持ち込んだんですよ。中山から劍潭はそこそこ距離があるから走ってて楽しかったなぁ。
もう持ってこないノ?
うーん、預け荷物の料金が結構馬鹿にならないからねぇ……。それに僕だけ自転車あっても小穎はつまらないでしょ?
あ、そうだ小穎もダイエットのために自転車
<小穎は退室しました>
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