[初心者向け] この画面を見せればプリペイドSIMが買えます。WiFiよりお得なSIMの買い方を解説。
「台湾はフリーWiFiが多いからネットがどこでも使える」なんて思ってませんか? 店ではWiFiが当たり前ですが、ちょっと郊外にいくと見付けるのは大変です。現地の格安なプリペイドSIMを使うのがオススメです。
目次
ダダと小穎
ダダは台湾に来た時どうやってネットを使ってるの?
僕はSIMフリーiPhone使ってるから、台湾の空港でプリペイドSIM買ってるよ。
SIMって何?
スマホや携帯電話の中に入ってるICチップ。これがないと電話もデータ通信も出来ないの。
じゃあSIMフリーとかプリペイドSIMって何?
日本のスマホは使えるSIMが限定されてるんだよ。ドコモはドコモ、auはauの回線に限定されてるの。その制限を解除した端末を「SIMフリー端末」って呼ぶの。
そうなんだ? 台湾はそういうのないよ。ブリペイドは?
“プ”リペイドね(外国人は濁音半濁音をよく間違える)。料金先払いで「○GBまで」とか「○日間」とか限定されてるSIMだよ。
▲SIMとはスマホの中に入っているICチップのこと(写真右側の白い板)
プリペイドSIMを買うにはパスポートと身分証明書が必要
プリペイドSIMというのは「5日間限定でネット使い放題」といったものや、「7日間で2GBまで」といったものがあり、キャリアによって様々なプランが用意されています。
購入するには下記の条件と準備が必要です。
②パスポート
③日本の身分証明書(運転免許証や健康保険証のこと)
④お金(台湾元かクレジットカード)
⑤使いたいスマホがSIMフリーになっている
SIMフリー端末とはキャリア制限のない端末のこと
海外のSIMを使うにはスマホがSIMフリーになっている必要があります。(SIMロック解除などと言います。)
docomo、au、ソフトバンクで販売している端末は購入時の状態では海外のSIMを使うことができません。店頭で制限を解除してもらう必要があります。
ただし解除できない端末もありますのでお店で確認してみてください。うちの母親がdocomoの iPhone6なのですが、これはSIMロックを解除することが出来ませんでした(iPhone6sは可能)。しかたないのでテザリングできる別のスマホを貸して対応しました。
各社のSIMロック解除ページ
docomo
au
ソフトバンク
購入は簡単!メニューを指差すだけでOK
▲日本語のメニューもある
空港内の店なら店員さんはまず英語が使えて、運が良ければ片言の日本語が使える人もいます。日本語の料金表が用意されてる場合もあるので、指さしで「this this」とか言えば大丈夫。
英語もダメという人は筆談にしましょう。
購入の手順はおおむねこんな感じです。
- パスポートを提出
- 購入するプランの書かれた値段表を指差す
- 店員からSIMのサイズ、または機種を聞かれる。わからなければ端末を提出する
- 店員から端末がSIMフリーになっているか聞かれるのでYesと答える(Noだったらそもそも使えない)
この画面を見せればたぶん大丈夫!
下の文字は編集することができるので(保存はできません)、これを見せれば買えると思います。
こんな感じのことが書かれています。
「SIMカードが欲しい。5日間。4G。SIMフリースマホを持っています」
お金とスマホ本体を渡せばあとは設定までやってくれます。
APN設定のやり方がわかる人はもちろん自分で設定することも可能です。
どのキャリアを買う?
台湾には主に3つのキャリアがあり、それぞれ中華電信、遠傳、台灣大哥という名前があります。ぶっちゃけどれを選んでも大きな差はないのですが、オンラインチャージがしたい、ユーザーが少ないほうがいいなどによって微妙に異なります。
一般的な旅行なら日本人のユーザーが多い中華電信が良いんでないでしょうか。
中華電信 Chunghwa Telecom
台湾で一番利用者が多いキャリアです。日本で言うならdocomo。
松山空港では中華電信の店しか無いことから日本人の利用者も多く、検索すれば日本語の情報もたくさん見付かります。公式の日本語ページまであります。
日数 | パケット上限 | 無料通話 | 販売価格 |
---|---|---|---|
3日間 | 無制限 | 100元 | 300元 |
5日間 | 無制限 | 50元 | 300元 |
5日間 | 無制限 | 300元 | 500元 |
7日間 | 無制限 | 150元 | 500元 |
遠傳 FAR EASTONE
自分がメインで使っているのが遠傳です。
中華電信に比べてユーザーが少ないおかげで、とあるGPSゲームを遊ぶ時にラグが無くて非常に助かりましたw
ちなみに「傳」は「伝」の繁体字です。「遠くまで伝わる」という意味の社名らしいです。
日数 | パケット上限 | 無料通話 | 販売価格 |
---|---|---|---|
3日間 | 無制限 | 100元 | 300元 |
5日間 | 無制限 | 50元 | 300元 |
5日間 | 無制限 | 300元 | 450元 |
7日間 | 無制限 | 100元 | 450元 |
8日間 | 無制限 | 50元 | 450元 |
10日間 | 無制限 | 100元 | 500元 |
台灣大哥大 Taiwan Mobile
理由はよく知りませんが、知り合いの大学生では台湾大哥大を使っている人が多いようです。自分も予備として1枚持っています。
日数 | パケット上限 | 無料通話 | 販売価格 |
---|---|---|---|
3日間 | 無制限 | 100元 | 300元 |
5日間 | 無制限 | 50元 | 300元 |
5日間 | 無制限 | 300元 | 500元 |
7日間 | 無制限 | 150元 | 500元 |
10日間 | 無制限 | 400元 | 800元 |
10日間 | 無制限 | 100元 | 500元 |
15日間 | 無制限 | 400元 | 1000元 |
SIMを買ったらAPNを設定する
SIMを挿しただけではまだ通信は出来ません。APNという設定が必要になってきます。基本的には購入した店でやってくれますので、ここに書くのは「それなりに詳しい人」向けです。
といっても全てのキャリアが同じ設定なのでとても簡単です。
中華電信・遠傳・台灣大哥大共通のAPN設定
ユーザー名:なし
パスワード:なし
ダダと小穎の会話
ダダはなんで中華電信と遠傳の2つ持ってるの?
iPhoneとAndroid両方で使いたいんだけど、「1人1キャリア1枚」という原則があるので複数キャリアで買ってるのです。
プリペイドSIMを販売してる場所
松山空港にも桃園空港にも各キャリアの店舗があり、そこで購入することができます。
街中のお店でも買うことができますが、日本語・英語の出来る人が配属されている可能性は空港のほうが高いので、空港で買うことをオススメします。
▲桃園空港内にあるカウター。空港内にはいくつかあるが、ここは3キャリア揃っているのでオススメ。
まとめ
- 街中ではフリーWifiが使えるが郊外や住宅地になると存在しない
- スマホがSIMフリーならプリペイドSIMを使うのが安くて手軽
- 空港や街中のキャリアショップで販売してる
- APNの設定などは店員さんがやってくれる
- 電話番号を長期維持したいならチャージで期間延長できる遠傳がおすすめ
- SIMロック解除する時はちゃんと「SIMロック解除お願いします」と言おう
ダダと小穎
一緒に台湾に行く友人に「SIMロック解除しておいてね」って伝えたのさ。
Mさんのこと?
うん。それでしばらくしてから「お店で聞いたらこのままで海外でも使えるようになってるって! WiFiも使えるんだってさ!」って嬉しそうに報告してきたのよ。
良かったね。じゃあ台湾でもネット使えたの?
全然良くないよ。これは「SIMロック解除」じゃなくて「国際ローミング」のことだよ。そりゃあローミングでも海外で使えるよ。でもめっちゃ高いんだよw
それにWiFiが使えるって言われてもさ、台湾なんてフリーWiFiだらけだよ。
じゃあ店員さんに騙されたの!?
いや、店員さんは正しい。だってMさんは「海外でスマホ使いたいんですけど」って聞いたんだから。そう聞かれたらローミングの説明をするのはキャリアとして当然だ。「SIMロック解除」って言わないのが悪いw
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