台湾でタクシーにぼったくられないために知っておくべき情報

台湾のタクシーは昔に比べてぼったくりもほとんど無くなりました。しかし全く無いとは言えないし、知識不足による勘違いもあります。ここでは台湾のタクシーについて紹介します。
台湾のタクシーはみんな黄色い。そして安い
台湾を歩いていると黄色い車(タクシー)がたくさん走っているのが目に付きます。特に台北や高雄など主要都市ではちょっと待っていればすぐにタクシーを捕まえることができます。
台湾のタクシーは初乗り70元(2016/1現在247円)。日本と比べて料金が安いので、観光旅行ではタクシーの利用頻度がかなり高いんじゃないでしょうか。僕は普段の移動はMRTと市営バスですが、疲れたり面倒臭くなったりすると使います。
ちなみに中国大陸の中国語ではタクシーを「出租車」と言いますが、台湾では計程車(ジーツェンツァー/jì chéng chē)と言います(「出祖汽車」という呼び方もあります)。
台湾でタクシーを乗るときの注意点
台湾でタクシーを利用するときは以下のことを必ず覚えておいてください
- なるべくMRTを使う
- ここは日本ではないことを意識する
- 綺麗な車を選ぶ
- 客引きしてるタクシーには乗らない
- 夜は一人では利用しない
- 運転が粗いのを覚悟する
- 遠回りでもぼったくりじゃないこともある
なるべくMRTを使う
いきなりタクシー否定ですいませんw 台北市内だとMRTでだいたいの場所は行けますので、出来ることならMRTを使った方が良いかと思います。
ここは日本ではないことを意識する
こちらも脅し文句みたいな感じですが、台湾にいるとついつい気が緩んでしまいます。基本的にいい人ばかりですが、どこの国でも悪い人というのはいるものです。特に事情を知らない旅行者というのは狙われやすいです。
綺麗な車を選ぶ
台湾のタクシーは運転手自身が車を所有しているので、運転手の人柄は車に出ます。あちこちぶつけた痕があるような車は避けましょう。もし綺麗な車を呼び止めた時に汚い車が割って入ってきても、そちらには乗らずに綺麗なほうに乗りましょう。
会社的には「台湾大車隊」が大きい会社なので比較的信頼できます。他のブログを見たら「大都会」と「大愛」などもおすすめのようです。
客引きしてるタクシーには乗らない
駅前ではなく、観光地などで客引きをしているタクシーです。目的地じゃない場所に連れて行ったり、彼らが契約している違う店に連れて行かれたりすることがあります。
夜は一人では利用しない
夜に女性一人で乗るなというのはよく聞きますが、男性も要注意です。もし乗るなら、ホテルや警察に手配してもらったり、タクシー会社に電話して呼び出すという方法もあります。
運転が粗いのを覚悟する
台湾はスクーターが多く、平気で割り込みかけてくるので急ブレーキの頻度が必然的に高くなります。もちろん運転手の気質もあります。車内でスマホを使っていたら落としたなんて話も聞くので注意してください。故宮博物院前で待機しているタクシ−に乗ったらお茶を売りつけられそうになったという話もあります。
遠回りでもぼったくりじゃないこともある
特に台北は一方通行や左折禁止の道が多いので、必然的に遠回りになってしまう場合があります。タクシーの運転手さんは「ここは曲がれないから」と言ってくれる時もありますが、もちろん中国語なのでわかりません。
心配な場合はGoogleマップであらかじめルート検索しておくのがいいと思います。
筆者自身は今のところ被害ゼロ
と、ここまで書きましたが、僕自身は今まで何回も乗っていて被害はゼロです。「綺麗な車を選ぶ」、「夜に一人で乗らない」、「客引きタクシーは乗らない」、「夜に一人で乗らない」を実践しているからとも言えます。
また、システム的にぼったくりが出来ない「Uber」というスマホアプリを使う方法もあります。こちらについては後日記事にしたいと思います。
タクシーの乗り方
お待たせしました。ここまでの注意点をしっかり覚えてやっとタクシーを利用することができます!
ドアは自分で開ける
乗り方と言っても基本的には日本と同じで、手を挙げて呼び止め、止まったら乗りこみます。ただし大きく違う点はドアは自分で開けるという点です。初めて台湾のタクシーに乗る人はドアの前で待っていることがありますw
また、客が乗っていない車はフロントガラスのところが「空車」と赤く光っているのも同じです。
目的地は住所を紙に書いて渡す
ホテルの名前や住所を口頭で伝えても日本人の発音ではだいたい伝わりませんし、違う場所で伝わってしまっては大変です。言った言わないを防ぐという意味でもしっかりと紙に書いて渡しましょう。有名な観光地なら名前でも大丈夫です。
住所がわからない場合は交差点を指定すると良いです。「A路 x B路」みたいに書けば通じます。台湾ではほとんどの道に名前が付いています。
例えば台北のミニチュア博物館として有名な「袖珍博物館」に行きたければ「南京東路 x 建國北路」と書けばOKです。
地図を見せて伝えるという方法ですが、僕の経験では伝わったことがほとんどありません。
100元札を用意しておかないと大変
支払いの時に1,000元札を出そうものなら大変です。台湾のタクシー運転手は100元札のおつりを持っていることが少ないので、近くのコンビニに立ち寄って両替をすることになります。
僕は二度ほどこの目にあいましたw
メーターの金額がそのまま請求されるわけではない
夜間は表示料金に20元プラスになります。また、春節(旧正月)の期間も20元プラスになります。春節の夜間なら表示料金+40元ということです。詳しくは次の章で。
なお、チップは不要です。
降りる時は後ろに注意
降りるときももちろん自分でドアを開けます。後ろからスクーターが突っ込んでくることがありますので、後ろをよく確認してから開けて下さい。
一言「謝謝(シェシェ)」とお礼を言っておくとお互いに気持ち良くなると思います。
台湾のタクシーの料金まとめ
台北近郊のタクシー料金については新北市政府の資料が読みやすいです。
夜間料金20元
23時〜6時の間は夜間料金として20元がプラスされます。これを知らずにぼったくりと勘違いする人もいるようです。
春節は常時20元プラス
ぶっちゃけ春節の時期は儲け時なので料金があがります。2016年は2月6日〜14日なので2日前の2月4日〜14日は料金があがります(間違えていたらすいません)。
淡水は常時30元プラス
観光地として有名な淡水ですが、タクシーは常時30元がプラスされます。僕も先日乗って初めて知りました。
料金に応じてサーチャージがプラス
個人的にすごくわかりにくいなと思うのがサーチャージです。政府のページを見るとかなり細かく区分されています。下記は最初のほうの金額です。
メーター料金 | サーチャージ |
---|---|
70-95元 | 0元 |
100-145元 | 5元 |
150-195元 | 20元 |
200-245元 | 30元 |
利用の大きい観光地は金額が決まっている
瑞芳〜九份や十分は金額が決まっています。
路線 | 平時運價 | 春節昼 | 春節夜 |
---|---|---|---|
瑞芳火車站-九份 | 205 元 | 245元 | 265元 |
瑞芳火車站-金瓜石 | 270 元 | 320元 | 340元 |
瑞芳火車站-十分寮 | 545 元 | 650元 | 670元 |
瑞芳火車站-雙溪 | 680 元 | 815元 | 835元 |
ダダと小穎
僕はまだぼったくりって遭ったことないんだけど、今でもあるの?
あるヨー。わたしの友達このあいだ違う料金言われてカラ、おかしい言って直してもらったヨ。
台湾人でもぼったくられることあるのかw
だから女の人は注意しないといけないヨ。
台湾のネットを見ているとタクシーの運転手はあんまり評判よくナイヨ。
やっぱり日本とは違うんだねぇ。
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