台風で飛行機が欠航してしまったらどうすればいい? 振替や払戻など対処方法を紹介

台風のせいで飛行機が欠航してしまった! そんな時はどうすればいいのか、知っておくと便利な情報を紹介します。
目次
台風になるとかなりの便が欠航する
8月22日は台風9号の影響で380便以上が欠航になってしまったそうです。日本も台湾も台風の被害が多く、特に9月の台風シーズンになると飛行機に乗れるのか不安なまま航空券を手配することになります。
実際に欠航してしまったらどのように対処すればいいのでしょう?
欠航したら払い戻しか、振り替えが出来る
運航情報に「天候調査中」「条件付き運航」「影響が見込まれる」などがある場合は払い戻しや振り替えが出来るようです。LCCには「変更・キャンセル不可」というプランがありますが、この時は無料で変更・キャンセルができます。
払い戻し
航空券の費用を返金してくれることです。平時のキャンセルはキャンセル料が発生することがありますが、悪天候が理由で欠航になった場合キャンセル料無しに全額戻ってきます。
航空会社で直接買ったのか、旅行会社経由で買ったのかで払い戻し方法が異なりますが、共通して言えるのは、旅行会社で買った場合は旅行会社に連絡、クレジットカード支払いの場合は現金ではなくカード口座への振込(そして時間がかかる)ということです。
ANA、JALのようなフルキャリアは空港のカウンターで手続きできますが、ピーチ、バニラのようなLCCはオンラインでの申請になります。詳しくは各社のサイトをご覧下さい。
別便へ振り替え
予約していた便ではなく、別の便、または別の経路へ変更することが出来ます。ただし、台風が原因の場合はほぼ翌日以降になります。
ANA、JALのようなフルキャリアは別のグループ会社の便に変更することが出来ますが、LCCは同じ会社に限定されます。LCCは1日1便ということも珍しくないので必然的に振り替えは難しくなります。
各社の払い戻し・振り替え方法一覧
≫ ANA国際線:払い戻し
≫ ANA国際線:振り替え
≫ JAL国際線
≫ ピーチ
≫ バニラエア
行きと帰りで違う航空会社の場合
便の時間帯や料金によっては行きと帰りで違う航空会社を使うこともあると思います。その場合は帰りの便の払い戻し、振り替えがちょっと難しくなるかもしれません。
行き帰りが同じ航空会社の
行きの便が欠航した場合、帰りの便も同時に払い戻し・振り替えが出来ます。
行き帰りが違う航空会社
行きが欠航したとしても帰りの便には無関係ですので、変更するには手数料が発生します(もちろん帰りの便も欠航するなら無料です)。
帰りの便を変更せずに行きの便だけ振り替えする場合
振り替えの手配が出来るまで数日かかることもあります。もし2泊3日くらいの短い旅行なら諦めて払い戻したほうがいいかもしれません。
航空券以外の交通費・宿泊費は自己負担になる
台風のような自然災害による欠航は航空会社に責任がありませんので、航空券に関する費用以外は自腹になります。
例えば空港までの交通費や、食費などは自腹になります。旅行先で帰りの便が欠航して宿泊を余儀なくされた場合も宿泊費用や現地の交通費は自腹になります。
ツアーで予定していた飛行機が欠航した場合
ツアーで予定していた飛行機が欠航になると延期ではなく中止になることが多いようです。行きの便が欠航になった場合は全額返金してくれます。
帰りの便が欠航した場合は振り替えすることになりますが、その場合の連絡は航空会社ではなく旅行会社になります。
どのように対処するかは旅行会社によって異なりますので、旅行会社の連絡先、遅延情報の発表方法などは事前に調べておきましょう。旅行会社によってはお見舞い金制度などもあります。
ツアーの場合も交通費・宿泊費は自己負担になる
台風など自然災害による欠航の場合は旅行会社にも航空会社にも責任はないので、ツアーでも空港までの交通費や宿泊費は自腹になります。
自己判断でキャンセルした場合はキャンセル料が発生する
子連れだったりすると安全性を重視してキャンセルしたくなりますが、旅行会社が中止を決定する前に自己判断でキャンセルするとキャンセル料が発生します。
中止が発表される前なら空港に向かう方がいいです。とはいえその後やっぱり中止になっても空港までの交通費は戻って来ません。
エクスペディアのような旅行サイトで予約した場合
こちらもツアーと同じように旅行会社に連絡することになります。
≫ エクスペディア
≫ 楽天トラベル:ANA楽パック
≫ 楽天トラベル:JAL楽パック
急いで帰りたいなら空席待ち整理券という選択肢も?
帰りの便が欠航になってしまったけど仕事があるからできればすぐに帰りたい! しかし振り替えは日数がかかるので避けたい。そんな時は「空席待ち整理券」という手段もある……らしいのですが筆者は利用したことがないのでよくわかりません。
というか「ANA 国際線 空席待ち」で検索してもマイレージ関係しか出てこないんですよね。国内線については解説ページがあるんですけどね。
晴れていても欠航することがある
ちなみに欠航は台風以外の日でも起こります。例えば台風の翌日が快晴だとしても、フライトに必要な機材が前日の便に関係するものだったりすると機材不足により欠航することがあります。台風の当日だけではなく翌日の便も欠航情報はチェックしましょう。
クレジットカードによっては補償が出ることも
ゴールドクラス以上なら遅延補償があるかも
クレジットカードの種類によっては飛行機の遅延や、何らかの理由で搭乗出来なかった場合、また預けた荷物の紛失(ロストバゲージ)の場合などに補償される保険があります。
これらはゴールドクラス以上になりますが、自分が知らないだけで普通のクラスのカードにも存在するかもしれません。
海外旅行保険は普通のクレジットカードにも
旅行中にケガをした場合の保険なら普通のクラスのカードにも用意されていることが多いです。
例えば丸井でおなじみエポスカードは年会費無料の作りやすいカードですが、海外旅行保険が自動付帯されます。これらの保険は利用付帯のみの場合もありますので、併せて確認することをおすすめします。
自動付帯
カードを所有しているだけで適用されます。
利用付帯
旅費の一部をクレジットカードで払った場合に適用されます。「旅費の一部」はカード会社によって異なり、例えば空港に行くタクシー代をカードで払えば適用の場合もあれば、航空券をカードで購入しないと適用されない場合もあります。
運航状況を事前に確認しよう
事前に予測できるものは早めに案内を出すことがありますが、だいたいはギリギリまで判断してから発表されます。現在は公式サイト、Twitter、専用アプリなど様々な手段で提供されていますので、どれかひとつはチェックできるようにしておきましょう。
各社の遅延・欠航情報
まとめ
特に振り替えの場合は宿泊の必要もありますので素早い判断が求められます。空港近くのホテルは当然早い者勝ちになりますので、あらかじめチェックしておくことをおすすめします。
余談ですが、台風の影響があるのは離着陸(上昇、下降)の時だけで、一度飛び上がってしまえば進路上に台風があっても問題無いそうです。
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